DIGITAL PROJECT ARCHIVE by JIN OKUMA

OBJECT_

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JIN OKUMA 奥間迅

1990生まれのデザイナー。UNIVERSITY ARTS OF LONDONで空間認識を学び、現在は東京を拠点に活動するデザインコレクティブCLMのメンバーでもある。
2012-2013年にはA by JIN OKUMAとしてアクセサリーデザイナーとして活動していた。2020年までに奥多摩への移住を計画している。
https://jinokuma.net/oktm2020/

  • JP_OKI

    1990-2008

  • JP_TYO

    2009-2010

  • UK_LDN_UAL_LCC

    2011-2014

  • JP_TYO_CLM

    2014-

CONATCT i@jinokuma.net

geogram

Type: Architecture
Year: 2013

我々はアイデンティティというフィルターを通して世界(他者)を認識するが、その構成要素の一部はWWWを経由して生成されたものであり、その比重は大きくなっている。この作品は2029年にロンドンで記録された物語であり、他者の身体性を確認することができないまま自分のアイデンティティとして取り込み続ける青年@Bill.Eの不安についてである。

Chapeter: 1
Reardon Stに住むBillは2029年の冬にWapping Identity Archive(※1)
にて@Emilyのアイデンティティデータと出会い、彼女の独特な趣味や思想に魅かれる。春を迎えKing Edward VII Memorial Parkで子供が遊び始める気温になると、BillはEmilyにオフラインで実際に会ってみたい考えるようになる。

Chapeter: 2
Emilyに会うために、Billはgeogram(※2)をインストールする。夏の終わりにはHampstead Heathの茂みでPALACE(※3)
を発見し、EmilyへのメッセージをEYE(※4)へ投影する

Chapter: 3
BillはEYEにて8/31の金曜日の夜にSPHERE(※4)
での待ち合わせを提案し、その可視権をEmilyと共有する。約束の場所、時刻にEmilyは姿を現したが、Billが現れることはなかった。

(※1)Wapping Identity Archive
オンライン上におけるTower Hamletsの住人の個人情報が保管されるサーバーが集められた施設である。世界各国に点在していた国民の個人情報が保管されたサーバーを物理的にも国内に留めるために2025年に建設された。

(※2)geogram
WWWで発見した個人とオフラインで会うためのARアプリケーションである。網膜に映し出された課題をクリアしていくと招待状を送ることができる。

(※3)PALACE
geogram内に存在する仮想施設である。PALACEを発見すると招待状を送ることができる。ロンドンのパブリックスペースにそれぞれのユーザーに対して一つだけランダムに配置される、その可視権もまたそれぞのユーザーのみ有する。

(※3)SPHERE
geogram内に存在する仮想施設である。招待状を送った相手と会うことができ、その可視権は二人のみ有する。原則PALACEと同じ場所に配置されるが、発生時刻は任意で決定でいる。発生から100分経過すると消滅する。

(※4)EYE
geogram内に存在する仮想施設である。PALACEを発見するとEYEにメッセージを記入することができ、その可視権は招待状を送った相手にも共有される。EYEは全ユーザー共通でロンドンアイにと同じ位置に配置される。

Conception: Jin Okuma
Drawing: Jin Okuma
Print: Hive